エロ声のテレクラ女性は即ハメ中の喘ぎ声もエロすぎた

エロ声のテレクラ女性は即ハメ中の喘ぎ声もエロすぎた

ツーショットダイヤルの何気ない相槌がすでに性行為中の喘ぎ声の質感を宿しているようなテレクラ女性が相手であったのだから、即アポの交渉の前にテレフォンセックスに突入したのは当然のことだ。

私のテレフォンセックスは、しかし、セックスの再現を目指さない。もしかすると、相手の女性に「テレフォンセックス」と認識されない可能性もある。

私は、テレクラ女性に通話中の服装や見た目の詳細な描写や、テレクラ女性が過ごしてきた半生のなかで経験してきた取るに足らない記憶、しかし、記憶に不思議と残っているエピソードなどを語ることを求める。

受話器越しの回線の向こう側にいるテレクラ女性の唇がふいに開かれるわずかな気配を感じて、不可視のテレクラ女性の喉元で空気がこすれる音がして、その音が、テレクラ女性自身を語っていく、その彼女自身を語ろうとする彼女の「音」に耽溺して陰茎をこすりあげることが、私にとっての「テレフォンセックス」ということになる。

だから、私にとっては、すべてのツーショットダイヤルが「テレフォンセックス」である。即アポの交渉でさえ、その例外ではない。

だから、冒頭の文章はこのように書き換えるべきか。ツーショットダイヤルの何気ない相づちがすでに性行為中の喘ぎ声の質感を宿しているテレクラ女性が相手であったから、私の即アポの交渉は自然とテレフォンセックスの様相を呈していった、と。

テレクラ女性の口から語られたブルーとホワイトのストライプの服装についての解説の「声」は私を激しく勃起させたのであるし、それは出会い交渉に成功して実際に彼女の立ち姿を目撃した際に、彼女が「声」によってまとわせた衣服を、彼女の肉体が身にまとっているという驚きとして、私に二度目の勃起を与える。

声で織り上げられたあの卑猥な衣服が、いま、私の目の前で彼女の身体を包んでいる、という驚きは、彼女の衣服に触れ、それを脱がそうとするときの手触りにおいても現れる。私は彼女の「声」の肌理を、いまみずからの手によってまさぐり、撫で回しているのであって、そして、その「声」を彼女の身体から引き剥がそうとしている。そして、三度目の驚異の勃起がやってくる。

彼女の「声」を剥ぎ取ったあとには彼女の下着姿が現れる。それはもちろん、彼女の「声」によって描写された下着との邂逅を意味する。彼女が幾重にもまとっている「声」を眼差しと指先で愛撫し、記憶のなかのツーショットダイヤルの「声」とすり合わせていく。

そして、残るのは彼女の裸体、彼女の皮膚と肉の感触だ。彼女はそこを「声」で描写することはなかった。眼差しも手触りも、彼女の「声」を見たり感じたりすることはない。だから、ここからが即ハメだ。

ガーターベルトと黒タイツを残すことを要求したまま彼女とのセックスに及んだのは、やはり、彼女の「声」の記憶が宿る衣服を微かにでも残したままセックスがしたかったからなのだろうか。

セックスの開始とともに、ツーショットダイヤルの相槌や、彼女のおしゃべりから汲み取って想像してきた「性的」な「声」は、何にも憚ることなく解放されていく。彼女の喘ぎ声を、私はツーショットダイヤルのように聞くことはできない。それはやはり、ベッド上の、即ハメ中の「声」だ。

当然ながら、このセックス中の「声」が私に性的快楽をもたらさないというわけではない。ただ、セックス中の「声」と、ツーショットダイヤルの「声」が私にもたらす性の印象が微細に違っている、ということをただ言いたかったのである。

私が彼女の女性器を激しく突き上げる目的で、彼女の太ももや尻といった「肉」と私自身の「肉」が衝突するときの破裂音などは、彼女の肉体だけの「声」ともいえず、私と彼女という「わたしたち」の「声」であったかもしれない。

充実した即ハメを終えて、様々な質感の「声」が全身のなかをかけめぐるようだった私は、彼女と別れた夜道を歩きながら、雲に覆われて薄紫の淡い光の奥に身を隠している月にむかって電話をかける。

「お願いだ。即ハメをしたテレクラ女性とのセックスの音を、どうか眠りに落ちた私の耳元へと届けてくれないか。私の枕元のスマートフォンへと!」

そして、私は、カーテンに差し込む月光にわずかに眉をしかめながら、眠りのなかで、テレクラ女性と即ハメする過去の私と、私が即ハメしたテレクラ女性と、現在の私の三人がテレフォンセックスの3Pに溺れる夢を見る。

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