テレクラ女性の黄金色の恥毛に溺れて

テレクラ女性の黄金色の恥毛に溺れて

創作に没頭するときの棟方志功の姿勢を思わず連想させるような超接近の姿勢でもってクンニリングスに夢中になっていた私の視界は、穏やかな陽光が差し込む窓辺に座ったテレクラ女性の、光を浴びて黄金色に輝くようであった恥毛の光景だけで埋まっていた。

私の舌は女性器の上を往復するたびに塩辛さを味わい、クンニをする私の頭上からは福音にも似た女性の喘ぎ声が響き、鼻腔はというと、女性器の周辺に薄く靄がわきあがっているのではないかと錯覚されるほどに香り高い「性」のにおいを吸い込みつづけていたのだし、むせかえるような「性」の匂いが脳を直撃するたびに、私は軽い目眩に襲われる。

私の視界がテレクラ女性の恥毛の光を至近距離で受け止めている以上、私たちが身を置くホテルの部屋は、その空間の隅々までが、私の網膜を通して飛び込んできた女性の黄金色の陰毛の広がりに侵食されていくばかりだ。

テレクラ女性の黄金色の恥毛で織られた絨毯がいまやホテルの一室を埋め尽くしている。

舌だけでなく指も用いて女性器を刺激し、愛液が噴出するたびに、恥毛の絨毯の折り目に隠された陰部という陰部から体液が降り注ぎ、私の濡れた顔面は何年も熱い涙を流しつづけた男の顔になる。

私がこのようにクンニリングスに夢中になって、自分と恥毛だけの世界に没頭しているとき、女性の美しく膨らんだ乳房は視界にはいることがないのだから、没入クンニの状態にあるとき、私の世界には乳房が存在しないことになる。

そのことにもったいなさを感じた私は、ふとクンニする顔を見上げて、女性の乳房を下から仰ぎ見ることになるのだが、途端に、私の網膜は女性の乳房の形状以外の何物も映さなくなる。

ホテルの恥毛の絨毯は、視線の移動にともなって、一瞬にして、女性の乳房の柔らかな感触をともなった床と壁に変化してしまう。

私の手が視界を支配する女性の乳房に触れるとき、空間すべてに広がった乳房の壁が沈み込み私の手と指を吸い込むようであったのだし、その乳房の弾力にともなって、空間の乳房は生成する壁として柔らかく動きはじめる。

いまや、クンニリングスのために這わせていた舌は乳房の中心地点にある乳首へと向けられていて、鼻腔が嗅ぎ取る匂いも、恥毛の絨毯に包まれていたあのころとはまったく別のものになってしまっている。

ああ、即アポに成功して即ハメにいたったテレクラ女性との性体験を記述することの前に立ちはだかる、なんという困難よ!

いまようやく乳房の山を登り始めた私のテレクラでの性体験の記述が、ついに性器の挿入にまで到達するまでに、あとどれくらいかかるものか、まるで想像もつかない。

記述が終わるよりもはやく、私はまたきっとテレクラで即アポをしかけてしまうのだろうし、テレクラ女性との素晴らしいセックスの渦中、認識の海で溺れつづけることになるのだろう。

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